イーサネットをめぐるパソコン市場の興亡!

通信規格を巡る競争!

イーサネットは、Local Area Networkにおいて使用されているHardwareの技術規格で、今では誰でも使っているパソコンの通信用ケーブルは、このイーサネット・ケーブルになっています。インターネットにつなぐ通信用ケーブルとしては、これしかないではないかと思われる方もおられるかもしれませんが、1980年代には他の技術規格もあって、デファクト・スタンダードの規格となるために各社が凌ぎを削っていました。

パソコン市場と通信規格

そして、結果として勝利をおさめたのが、イーサネットであったのです。そして、この通信規格を巡る争いが、コンピュータ業界の地図を塗り替える要因ともなったわけです。皆さんは、コンピュータ業界の巨人と言われたIBMが、パソコン市場において、マイクロソフトとインテルのウィンテル軍団の軍門に下ったという話を聞いたことがあることでしょう。しかし、通信規格を巡る争いに負けたと言うことも、この巨人凋落の大きな要因であったのです。

トークンリングとイーサネット

すなわち、パソコンのOperating Systemをマイクロソフト、CPUをインテルに下請けに出してしまったことは、同社にとって、ビジネス史上に残るほどの世紀の大失態であったわけですが、当時のIBMは、メインフレーム・コンピュータの大きな市場を押さえていました。ですから、トークン・リングという同社の通信規格がイーサネットに勝っていれば、メインフレーム市場の強みを活かすこともできたのですが、同社はこの競争にも敗退し、パソコン市場において凋落していったわけなのです。

イーサネットは限られた範囲で行われるネットワークで、外部のインターネットには接続せず、会社内などの狭い範囲で運用されます。